初心者におけるアメリカンバイクの注意点3つ
ハーレーをはじめとするアメリカンバイクは、既に何年もバイクに乗っているベテランライダーから、まだバイクに乗ったことのないライダー志望生まで、どんな人から見ても魅力的な乗り物です。
初心者にとってのアメリカンバイクに乗る上での注意点を紹介します。
1.圧倒的な重さ
まず注意したいのが、圧倒的に車体が重いことです。特にハーレーは凄まじく重く、ほとんどのモデルが300kgを優に超えています。
なので、ますはその重さに慣れることです。
特に甘くなりがちな取り回し、倒れたバイクの引き起こしはしっかりと試しておきたいところです。
また、Uターンなども無理せずに、最初は足を着きながらのヨチヨチ歩きでいいのでスイッチバックが確実にできるようにしておきます。
万が一練習中に倒してしまいそうになったら、踏ん張らないで逃げましょう。
ハーレーは意外と頑丈にできています。
しかし、多くのライダーは転びそうになると自分ではなくバイクをかばう為、足をバイクの下敷きにしてしまい骨折に至るケースが後を絶ちません。
どんなバイクにも言えることですが、バイクが直立しているときには指一本でも支えることができます。
いかにバイクを傾けずにベストなバランスを保てるかは、結局のところ、そのバイクと対峙した時間によるものが大きいでしょう。
はじめは苦労されるかもしれませんが、じっくりと時間をかけて愛車に慣れていきましょう。
2.サスペンションのやわらかさ
ハーレーをはじめとするアメリカンバイクは普通、他のスポーツバイクなどと比べて前後のサスペンションが柔らかく、加速、減速時に車体が大きく前後、上下に揺れるという特徴があります。
特に下りとワイディングではこの性質が顕著に表れるので、理解しておかないと大変危険な目に遭います。
すなわちサスペンションが柔らかいため、急制動では前のめりになりやすく、後輪荷重が抜けてリヤタイヤが暴れやすくなります。
この対処法としては、ブレーキング開始時にリアブレーキを一瞬先に使用し、リアサスを沈めて車体を地面に押し付け安定させてやることです。
リアブレーキをフロントブレーキより早く使うのです。
3.低速バランスが不安定
また、ハーレーをはじめとするアメリカンバイクは構造上の理由で低速バランス走行が苦手です。
これはハンドルと前輪の位置が関係しています。
アメリカンバイクの前輪は、他の車種のバイクと比べて前輪が前に突き出ています。
これは直進時の安定性を高めるための仕様なのですが、このためハンドルが重くなり、小刻みなハンドルさばきができなくなります。
通常、低速走行においてライダーは、バイクが右に傾けばハンドルを右に、左に傾けばハンドルを左に切ってバイクを立て直そうとします。
しかし、アメリカンバイクはハンドルが重いためにこの操作ができず、またハンドルの幅が広いため、小刻みにその調節ができない場合があるのです。
この対処法は、クラッチワークのライディングテクニックを使います。
クラッチをオン、オフの1か0かの使い方ではなく、1から0までのゾーンとして使うことで、アクセル一定下でもクラッチ操作だけで駆動力をコントロールし、トラクションを調節することができます。
アメリカンバイクは真っすぐは得意です。
なので、転倒しそうになったらアクセルを開けるか、クラッチを繋ぐか、とにかく動力を繋げでトラクションを確保し少しでも前に進ませることです。
前に進めばその構造上の理由から、ハンドルは必ず真っすぐになり、バイクも立ち上がります。
低速度域においてもクラッチをゾーンのように使うライディングテクニックを使うことで、ハンドルを真っすぐにリセットしながらバイクを立て直すことができます。
ハーレーをはじめとするアメリカンバイクは癖があるバイクですが、慣れるととても可愛いバイクです。
是非、時間をかけて可愛がってあげでくださいね。
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