技術オタクBMWのすごさ | バイクのライディングテクニック
バイクメーカーといっても日本や欧州に数多くあり、各社いろいろな面で個性と特徴をもっています。
特に日本メーカーと欧州メーカーでは大きな差があるのは間違いありません。
今回はその中でも欧州の雄、BMWというメーカーについてふれてみましょう。
1.技術オタクBMW
BMWのバイクの特徴といって一番最初に頭に浮かぶのは、横にシリンダーが張り出した水平対抗エンジンでしょう。
これは戦後から脈々と続くエンジン形式で、その形式からスロットルを開けるとバイクが右に曲がるとか、特異な特徴を持っています。
ただ、あの独特のパルス感や鼓動感は何にも変えがたいものであり、欠点を最新技術で無理やり改良/克服し、現在に至っています。
同じドイツのポルシェ社のRRエンジンも同じですよね?
欠点があるのは分かっていても、代わりに得られる利点や余りある個性を伸ばすために技術革新を続ける姿勢、これこそドイツ人エンジニアの執念です。
テレレバーシステム、パラレバーシステムもBMWの個性を際立たせている技術です。
フロントフォークの変わる独自の構造のテレレバーシステムは、バイクエンジニアの執念の結晶そのもの。
日本メーカーが宿命的なネガを抱えたフロントフォークの地道な改良を進める間に、根本的に運動方程式を変えてネガを消してしまうという、まさに技術馬鹿そのものです。
パラレバーシステムも、長年シャフトドライブを重視してきたBMWだからこそ実現した技術。
ただ単にスイングアームの設定角度等の小手先で調整するのではなく、これも運動を根本から見直す優れたシステムで、技術屋視点から生まれた発想でしょう。
このようにBMWはドイツ人の気質からくるのか、「技術」を前面に押し出した個性が際立つメーカーです。
最近は直列4気筒エンジンを搭載したスーパースポーツバイク分野にも参入し、「技術」という武器で事業を広げています。
2.技術オタクBMWが見ている未来
それでは技術オタクBMWは将来のバイクとして何を考えているでしょう?
まず電気バイク。
これは既に欧州ではリース車両として一般ユーザーの手に渡りつつあります。
パリ市街ではスクータータイプのBMWの電気バイクが走っているのをしばしば見かけます。
見た目には普通のバイクですが、異様に音が静かで、かつ鋭い加速で街中を走っています。
続いて先進安全。
実はこのジャンルはドイツが日本より圧倒的に先に行っています。
その理由はBMWには事業を急速に拡大しているボッシュとコンチネンタルという総合電気メーカーがついており、競って先進開発を進めている状況があります。
センサやECUなど日本では別々の会社が取り扱うのが常ですが、この総合電気メーカーは全てを扱っておりシステムとしてBMWと先進安全を開発しているため、開発スピードがとても早く日本を先行している、というのが現状です。
このように、BMWは「技術」を前面に業界内で個性を際立たせ、さらに先進安全や電気バイクでも「技術」で先行する、まさに「技術オタク」な会社、と見て間違いないと思います。
日本で買うと値段が高いのが難点ですが、みなさんも機会があればこの技術オタクの結晶のバイクに乗ってみてください。
Sそれでは豊かなバイクライフを!
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