奥深いチェーンの世界 | バイクのライディングテクニック
何気なくバイクについているチェーン。
当然のように十分に機能を満足し、ろくにメンテナンスしていなくても泣き言一つ言う事のない寡黙な頑張り屋さんな部品です。
今回はこんなチェーンについて触れてみましょう。
1.力学的に無理の多いチェーン駆動
あまり意識したことはないかもしれませんが、バイクの後輪はチェーンで駆動されています。
自転車と同じですね。
ただ自転車の数倍ゴッツくて重くて頑丈ですが、基本的には同じです。
ただ自転車と大きく違う点があります。
それは、被駆動軸である後輪がサスペンションで懸架されているため、このサスペンションストロークによってチェーンの張り具合(張力といいます)が変化しているという事です。
自転車でもロードレーサーのように多段のギアを持つ自転車の場合、チェーン張力を一定に保つために浮動プーリーがついていますが、バイクの場合はそのような機構はありません。
スロットル操作やエンジンブレーキでバイクのピッチング挙動が大きく変わるという話はここまでしてきましたが、その伝達機構であるチェーンが実は常に変化する張力下にあるという、無理のある構造となっているのです。
この点、4輪車の設計の観点から見ると、まさにナンセンスです。
間違ってるとすら言えます。
しかし、2輪車に装着されているチェーンはこの無理な状況の中、ひねくれることもなく性能をアップさせてきました。
多少の張力の差があっても、駆動力をロスと時間遅れを最小限にしながら確実に伝達し、4輪設計から見るとナンセンスとも言える欠点を最小限に抑えることができているのです。
あまり目立たない部品ですが、実はすごい部品なんです。
2.チェーンのチューンナップ
通常、OEMで装着されているチェーンで十分すぎる性能を持っています。
耐久性や駆動ロスという意味で、OEM装着のチェーンで不満が出ることはないでしょう。
ただ一点言えるのは、量産車両ではコストも重要視されているため使える材料が限定されています。
そのためより高価な材料を使った同一性能チェーンに換装するというのは、軽量化という面で効果がある可能性はあります。
また量産車OEMチェーンというのは、量産バラつきでの最悪条件下で通常ありえない領域での耐久性を確保しています。
ただし、これについては通常の使用環境で、名の通ったチェーンメーカーのモノであれば大丈夫でしょう。
外観がカッコイイなんて理由で選んでも大丈夫。
一つお勧めなカスタムは、チェーンのサイズダウン。
先ほども書いた通り、量産車についているチェーンは通常の使用環境で考えると、ある意味過剰なスペックのものが装着されています。
そのためフリクション低減と軽量化のためにチェーンのサイズダウンをおこなっても、ちゃんとメンテナンスをする人であれば大丈夫。
カスタムするにしても、チェーンをカスタムするって何だかツウっぽいですよね。
それでは豊かなバイクライフを!
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