ECUチューニングとは? | バイクのライディングテクニック
今回はECUチューニングについて。
電子制御が進んでいる最近のバイクでは、下手にサスやタイヤをいじるより、ECUを変更することで車両特性すら変更することが可能です。
ライディングテクニック向上云々を考えるのであれば、是非ECUにも注目してみましょう。
1.バイクの頭脳:ECU
ECUとは「Electrical Control Unit」の省略です。
パソコンのCPUみたいなもんですね。
もともとはバイクのキャブ時代のイグナイダーの置き換えで、FI化に伴い電子制御化されました。
そして最初はFI化に伴う最適噴射量コントローラーでしたが、最近はどんどん役目が拡大しています。
処理速度向上に伴い、より緻密で細かい噴射量コントロールができるようになってきたのは勿論、各種センサの情報を基にいろいろな高度な判断をしています。
例えば今はやりのトラクションコントロール。
ECUは車両の状態推定をおこない、それによって過剰な部分の出力を制限しています。
ジャイロセンサが搭載されている車両の場合、この情報をもとにウィリー状態にあるのかジャックナイフ状態にあるのか、どの程度バンクしているのかを推定することもできます。
ローンチコントロールなんかもECUが計算を受け持っているケースが多いです。
オートシフターの失火制御や復帰処理もECUがやっています。
最近増えてきたABSユニットにもECUが搭載されていますが、このECUともお互い情報をやりとりしており、協調して車両制御をおこなっています。
さらには電子制御サスペンションのためにECUが搭載されています。
このように、現代のバイクにとってECUは制御をつかさどる頭脳そのものなんですね。
2.ECUカスタムとは?
このバイクの頭脳であるECUをカスタムする、こんなことが実はできるんです。
ECUの内部にはメモリーが搭載されており、ここにロジックとパラメータが書き込まれています。
通常、専用のツールでアクセスしないと内部の書き換えは不可能ですが、パソコンのハッキングと同様、その道の専門家にかかればどうってことなくアクセスできてしまうんです。
それが巷であやしく出回っているカスタムECUというやつです。
例えば回転リミットを500rpmあげる内容に書き換えてしまえば、当然最高出力は上がります。
FIマップを変更すればトルク特性すら変えることもできます。
そしてこのトルク特性変更は車両の運動挙動にも大きな影響を与え、ライディングテクニックという面でみても大きな影響があります。
完成車の純正ECUというのはあらゆる走行を想定しても絶対に不安全にならない、ということを重視してプログラムされています。
その意味でライディングテクニックという面で、もっとギリギリまで性能を引き出せるECUは魅力的ですね。
言うまでもなく、相応のリスクがあるということもお忘れなく。
メーカー保証もなくなりますしね
それでは自分用ECUで豊かなバイクライフを!
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