耐久レースの醍醐味 | バイクのライディングテクニック
今年も日本の夏の風物詩「鈴鹿8時間耐久レース」が終わりました。
いろいろなスタンスでの参加があるこの耐久レースですが、今回はライディングテクニックという面で考えて見ましょう。
1.機械工学からみた耐久レース
そもそも耐久レースって何でしょう?
有名なところではルマンの24時間耐久があったり、日本では鈴鹿の8時間耐久が有名ですね。
そもそもこの耐久レースというのは、機械(バイク)の信頼性を競うものでした。
バイクはギアであったりピストンであったり、ネジやシャフト、ボルトと非常に多くの機械部品で構成されています。
この構成部品にはバイクが走る中でそれぞれいろいろな負担がかかっており、それがある回数に達すると破壊します。
いわゆるこれが疲労破壊ですね。
ただ正しく設計された部品の場合、どんなに回数を重ねても壊れず無限に回数を重ねることが可能となります。
バイクを速く走らせるためには軽量化も必要ですし、同時に出力UPも必要で、各部品にかかる負担は大きくなります。
耐久レースの場合、それこそバイクにとってはとんでもなく過酷な状況で連続運転を繰り返すこととなり、この高い負荷の条件下でいかに速く壊れずに走れるか、機械工学的に言えば「耐久性と性能をいかにバランスさせているか、設計の優劣を競うレース」なのです。
耐久レース中にエンジンが壊れるケースや、フレームが破損するケースもあります。
これは負荷に見合った耐久性を考慮した設計ができていなかったという事なんですね。
2.バイクだけでなく人間自身の耐久でもあります
機械工学的な耐久の話をしましたが、バイクの場合は「人間の耐久」という一面も大きいです。
特に鈴鹿8耐のように夏場に行われる耐久の場合は、暑さという敵と戦う必要があります。
そのため各チーム、ピットにプールを作ったりレーススーツの中に冷却装置を仕込んだりしていますね。
さらに別の面で難しいことがあります。
それは複数ライダーで1台のバイクに乗るということです。
各ライダーによってライディングテクニックは異なっており、得意な乗り方やレベルの違いもあります。
サスペンションのセッティングにも各ライダーの好みもありますが、1秒を争う耐久レースでライダー交代毎にサスペンションをイチイチいじっている暇はありません。
このように耐久レースの場合、乗るライダーのライディングテクニック、好みを考慮した中間的なセッティングで走ることとなり、多少セッティングがズレていてもそこそこのペースで走り続けるという、通常のライディングテクニックとは違った能力が必要となってきます。
また一発のタイムではなく、長時間のレース中にコンスタントにタイムを出し続けるライディングテクニックが重要であり、ここも耐久レース独自のテクニックであると言えます。
各地のサーキットで耐久レースも開催されています。
是非みなさん、一度参加してみてください!
それでは豊かなバイクライフを!
バイクのライディングテクニックが驚くほど向上する練習教材

✓ツーリングで仲間についていくのが精一杯
✓ツーリング景色を楽しむ余裕もない
✓バイク歴は長いのに全然上達しない
✓ワインディングを楽しそうに走る仲間がうらやましい
そんなアナタにおすすめなのが、 「バイクのライディングテクニックが驚くほど向上する練習教材」です。
バイクのライディングテクニックが驚くほど上達する練習教材は、 ライディングメソッドのプロが監修しているの信頼性の高い教材なので、誰でも確実にライディングテクニックが向上することができます。
このページでは、数ある教材のなかでも、信頼性と即効性が抜群のライディングテクニックが向上する練習教材を紹介します。
|
|
|