初心者のためのバイクのヘルメット選び
あるバイク用品量販店に行った時のこと、制服を着た高校生二人がヘルメット売り場で話しています。「フルフェイスなんて息ができないんだよ、半キャでいいんだよ充分だ」と言っていました。
どうやら250ccのバイクに乗るらしいのですが、どうしたものでしょう。
1.ヘルメットの役割
ヘルメットはおまわりさんに捕まらないために被るものだと思っている人はいませんか?
もちろん、ヘルメットをかぶった人をおまわりさんが捕まえることはないでしょうが、答えとしてそれは違います。
基本的に頭やの脳を守ると目に欠かせないものです。
いくら石頭でも、トラックやアスファルトに勝てる人はいませんし、脳はお豆腐のように柔らかいものなのです。
ですから最低でも、ライディングクニックのあるなしや、バイクの大きい小さいに限らず。ヘルメットは中身の頭つまり脳へのダメージを防ぐ機能を持っていなくてはいけないのです。
2.見落としてはいけない規格のマーク
Arai・SHOEIと言えば世界を代表する日本のヘルットの2大ブランドです。
しかしこのメーカーのヘルメットは安価なモデルでも1万円台で買えるものはないようです。
ホームセンターにもこれらの「ブランドはありますが、さらに価格の安いものも扱っているようです。
しかし、ノンブランドの安価品の中にはバットでたたいただけで真二つに割れてしまったり、バットの型に変形してしまったりして、ヘルメットの基本的な役割を果たせないものがあるのです。
ちゃんとしたものの見分け方ですが、まず、道路交通法によってSGマークがあるものでなければ二輪車の走行には使えません。
いくらほかの規格を通った立派なヘルメットでもそれはノーヘルの扱いを受け罰せられます。
そのほか最低でもJISのマークがあった方がよいでしょう。
これは、「日本工業規格」の定めた厳しい落下テストなどをパスしているという証です。
この二つのマークがあれば基本性のはまずますOKだと思いますが、より安全性を求めるならSnell(スネル)規格とステッカーがあるものを選ぶと良いでしょう。
このSnellというのは、世界一厳しいとされるスネル財団が認定した対貫通テストや複数回高さを変えての落下テストなど、JISより過酷なテスト規格です。ちなみにAraiはこのスネルより厳しいArai規格のテストを独自に行ってそれをパスした製品を出荷しています。
3.機能性を確かめましょう
規格の見分け方はお分かりいただけたかと思いますが、ライディングテクニックを遺憾なく発揮するには、優れた機能性も重要です。
性能のいいヘルメットとは単に頭を保護するというだけではなく、長くかぶっていて快適であることが重要です。
そのためにメーカーが力を入れるのは、いかに軽いかそして頑丈かということです。
一般に、軽さだけを追求すれば丈夫さが失われ、頑丈さを追求すれば軽さが犠牲になるという相反関係があります。
そのため、帽体と呼ばれる外側部分もケブラーの繊維や特殊金属ネット、カーボンなど技術が相当進んできています。
その最もバランスが取れているところを狙って作られた製品は、超時間のライディングにも耐えられる軽さを持っています。
そのほか、内装に様々な工夫を凝らしていて、下着などにも使われる吸湿発散素材を使って蒸れず、肌触りの良いものは内装がすべて洗濯できるものもあります。
ことに、走行風を巧みに使って通気性を高める技術もあり、冬はシールドが曇りにくく、夏はメットの中を風が流れるようになっているものもあります。
ですからできるだけ軽くてさらっとしたかぶり心地のものが、良いヘルメットだと言えるでしょう。
4.ヘルメットの種類
ヘルメットにはいろいろなタイプがあります。自分の用途に合わせて考えてみましょう。
・フルフェイスは風防性も高く、安全性も高いと言えます。
・ジェットタイプは軽さと安全性を両立したタイプです。眼鏡を装着したままかぶれるものが多く、実用性が高いと言えます。
・システム型はジェットタイプにフルフェイスの安全性を持たせたものです。ツーリングに特化した人気モデルもあります。
・ハーフタイプ、主に原付で走行距離が短い人や、ビジネスでヘルメットの脱着が多い人向けです。露出部分が多いため大型バイクの長距離走行には適していません。
・オフロードタイプは体力を使うオフロード走行で、息をしやすいようにあごの部分が長くなったフルフェイスで、ゴーグルを併用して使います。
ヘルメットはかぶってみて中で頭が動くようなものはいけません。
若干きついというか、ホールド感のあるものを選びましょう。
・どの程度がいいのかわからないという方はメーカーの講習を受けたヘルメットフィッティングアドバイザーのいる大型用品店に行ってアドバイスを受けましょう。
・どんなライダーもライディングテクニックをいかんなく発揮するには、しっかりとしたヘルメットが必要不可欠です。
他のものはよかったとしても、ヘルメットだけは安物買いではなく「機能買い」をするよう心がけてください。
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