軽量化のお話 | バイクのライディングテクニック
バイクのカスタムって誰もがやってみたいことですよね。
自分の個性を出して自慢したい!
その気持ち分かります。
が、的を外したカスタムが多いのも事実。
その中でも鉄板カスタム、軽量化について今回は考えましょう。
1.軽量化は全てに勝るカスタム効果
工学的に考えると、バイクという乗り物は地球に対して「仕事」をし、その反力を受けて地面の上を移動する乗り物です。
つまり難しい現象ではなく、言うならば複数自由度をもった系として運動方程式で記述できるレベルのものです。
ニューラルネットワークとか複雑系とか、そんなレベルの現象ではありません。
運動方程式で支配される運動工学の面から言えば、物体の軽量化は全ての運動の面で優位となります。
つまり少ない力、少ないモーメントで物体に運動を与えることが可能となり、結果応答性の面でも、必要な減衰の面でも優位になるのです。
そして軽量化に伴い、自然と各方向の慣性モーメントも減少するため、これも運動的に有利となる理由になります。
これはこんなに難しく考えなくてもみなさん知っていることですよね。
レース車両なんかではこの影響はまさに顕著です。
MotoGP車両で170kg程度、普通に量産されているスーパースポーツ車両で200kgぐらいですが、この30kgは決して超えられない、運動工学的には決定的な差となります。
もちろん、決して軽量化が全てではありません。
あくまで車両のバランスというのは当然としても、軽量化して決してネガになる部分はないのです。
2.軽量化カスタムのポイント
今回はライディングテクニック向上という視点から軽量化カスタムを考えて見ます。
まずまっさきに思いつくのはカウリング等、樹脂部品のFRP化、CFRP化ですよね。
この方向の軽量化は間違いありません。
カウリング部品は通常重心から離れた距離にあるため、慣性モーメント低減という面でも期待できます。
乗った効果は大きいはず。
あたかも自分のライディングテクニックが向上したかのように、いつもよりブレーキングも旋回ラインもスロットル操作も、一段高いレベルに達したかのように感じることができるでしょう。
逆にむやみに軽量化カスタムとして手を出さないほうがいいのは、骨格部品に関するカスタム。
さすがにメインフレームをいじる人は少ないかと思いますが、スイングアームの軽量化なんかは正直お勧めしません。
よっぽど経験のあるアフターメーカーの部品ならともかく、やみくもに軽量化したスイングアームなんかがたまに市場で売られていますが、軽量化のメリットよりも剛性等の影響によるネガの方が大きく感じるでしょう。
当然ですがホイールについても同様です。
意外と複雑な力を受けており、軽さを感じると同時にハンドリングの違和感を感じることも多いかもしれません。
ただ、イタリアのとある有名ブランドのホイールや日本のマグネシウム鍛造ホイールなんかは、多くの知見を基に作られており、軽量化のメリットと剛性の最適化を感じることができることが多いと思います。
それでは軽量カスタムされたバイクで豊かなバイクライフを!
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