データロギングのすすめ | バイクのライディングテクニック
自分の走り方を他の人と比較したことありますか?
ライディングテクニック向上を意識し始めると、他人に比べてどうなんだろ?と気になりますよね。
そんな時に出番のデータロギングについて今回はお話しましょう。
1.データは全てを物語る
レースの世界ではごく一般的なデータロギング。
それではどのような数値をとっているかご存知でしょうか?
だいたい下記のようなデータをロギングすることが多いようです。
車速、エンジン回転数、水温、油温、油圧、スロットル開度、ギア、ブレーキング圧、前後サスペンションストローク、GPS、6軸加速度、タイヤ表面温度。
実際、これだけのデータを採取しようとすると後付けのセンサが必要となり、一般ライダーのカスタムの領域を超えています。
ではこのような数値をロギングすることで何に役立てているのでしょうか?
エンジン側の計測目的は、エンジンの使用環境を把握し不具合を未然に防ぐこと、不具合発生時の現象を把握すること、電子制御の設定、およびより良いエンジンの使い方をライダーに具体的に指示すること、等の目的になります。
車体側の計測目的は、例えば前回テストとの走り方の比較、同チームにライバルがいる場合はそのライダーとの走り方の比較、サスペンションセッティングのための数値把握、車体エンジニアとの会話のための数値把握等です。
実際、同じようなタイムで走っている二人のライダーがいるとしても、驚くほどロギングデータが違うことはよくあります。
コーナーでの使用ギアが違ったり、ブレーキングの使い方やスロットルの開け方が全く違うなんてことは珍しくありません。
ライダーは感性主体で会話するタイプが多いので、このようなロギングデータを使ってライダーとの会話を進め、エンジニアとラップタイム向上のための会話をしているのです。
2.一般ライダーのデータロギング
ライディングテクニック向上のためにロギングはしてみたいものの、レース車両じゃないとロギングできないから自分には関係ないと思われている方も多いと思います。
しかし、最近の高価格帯の車両は車両内での通信を「CAN」と呼ばれる規格でおこなっており、このデータを拾うことで簡単にロギングすることができるんです。
車両には故障診断のためにCANを拾えるコネクタが用意されており、これは車両マニュアルの配線図を見てみればわかります。
コネクタを差すだけでデータが拾えるよう、機種専用にセッティングされたロガーもありますね。
それ以外にも例えば汎用ロギングツールやスマートフォンでも、ラップタイムやGPS軌跡、速度程度であればロギングは可能です。
ライディングテクニック向上のため、まずは簡単なところからロギングを始めて、自分の走り方の数値化、比較をお勧めします。
自分のライディングを数値化するって、ライディングテクニック向上という話を差し置いてもとても面白い経験ですよ。
それでは豊かなバイクライフを!
バイクのライディングテクニックが驚くほど向上する練習教材

✓ツーリングで仲間についていくのが精一杯
✓ツーリング景色を楽しむ余裕もない
✓バイク歴は長いのに全然上達しない
✓ワインディングを楽しそうに走る仲間がうらやましい
そんなアナタにおすすめなのが、 「バイクのライディングテクニックが驚くほど向上する練習教材」です。
バイクのライディングテクニックが驚くほど上達する練習教材は、 ライディングメソッドのプロが監修しているの信頼性の高い教材なので、誰でも確実にライディングテクニックが向上することができます。
このページでは、数ある教材のなかでも、信頼性と即効性が抜群のライディングテクニックが向上する練習教材を紹介します。
|
|
|