メインフレームって何してる? | バイクのライディングテクニック
サスペンションやタイヤと違って、カスタムされたり交換されることがほぼないメインフレーム。
当然ですが非常に重要な役割をもっています。
このメインフレームの役割について今回は考えてみましょう。
1.メインフレームの進化
初期のバイクのフレームはダブルクレードルフレームのように、ダウンチューブをもったものでした。
それがタイヤとフロントフォークの進化とともに高い剛性が必要となり、エンジンを剛性部材として使うフレームへ進化。
その中でバックボーンフレームやダイヤモンドフレームという名前がついた形式のフレームになったり、欧州では部材配置の最適化のためにトレリスフレームへ進化しました。
部材も鉄からアルミへ変化し、とうとう欧州メーカーからはCFRPフレームまででてきましたね。
このようにフレームの進化は、高剛性化と軽量化の進化そのものと言えます。
高剛性化が必要となったのは、間違いなくタイヤの進化とフロントフォークの進化があったからです。
タイヤ接地面形状を安定させるためにタイヤは高剛性化し、適切につぶして荷重をかけるためにフレームも高剛性化する必要がでてきた結果です。
ただ、この高剛性化と軽量化の流れは近年若干傾向がかわってきたように思います。
高剛性化のデメリットが目立ち始めた結果、剛性を落として特性を作りこむ傾向がでてきています。
某日本メーカーのスーパーチャージャー車両のフレームなんて、目を疑う程の細いパイプ構成フレームですよね。
欧州メーカーでも相変わらず鉄パイプフレームで大排気量車両を作っています。
この流れ、進化はもう少し続くと思われます。
2.メインフレームの役割
高剛性化が必要とは言え、実際メインフレームにはどのような力がかかっているんでしょう?
ブレーキング時の力はイメージしやすいと思いますが、旋回中はサスペンションの役割もうけもっています。
すなわち、通常サスペンションは車体の上下方向しか動きませんが、旋回中のギャップ通過時はサスペンションの動く方向ではない方向に力をうけることとなり、この力を柔らかくいなす役割ももっています。
また高速走行中にバイクに入ってくる横方向の外乱をいなす役割ももっており、適切にセッティングされたメインフレームの車両に乗るとライディングテクニックが一段上達したかのような、多少振れながらもスロットルを開けていけるフィーリングを感じることができると思います。
ちょっと旧いバイクにバイアスタイヤを履かせて峠道を走っても、決して絶対速度が高いわけではありませんが、これもライディングテクニックが一段上達したような、しっとりとした無理のないフィーリングで旋回できるのを感じることができると思います。
これもメインフレームが適度に力をいなし、人間と地面の間でのやりとりにタメを作っているんですね。
このように、みなさん乗り比べる機会がないのであまり知られていませんが、意外とメインフレームって重要な役割をもっているんです。
それではみなさん、豊かなバイクライフを!
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