乗り方の引き出しの多い外国のトップレースライダー
海外のプロレーシングライダーと仕事をすると、日本人との違いを感じることがあります。
生い立ちや、もしかしたらDNA?から来るようなこの特性の違いについて、ライディングテクニックを考える上でも重要な要素です。
今回はこの違いについて。
1.さっさとバイクに自分を合わせてしまう外国人レースライダ
レースの現場において外国人トップライダーと仕事をすると感じるのが、セッティングに関する要求レベルの違いです。
例えばとあるサーキットでのレースのプラクティス1の時間、このセッションではあれこれセッティングに対して変更要求してくるのは日本人も外国人ライダーも同様です。
そしてプラクティス2。
これが終わるともう予選というこの時間になると、トップライダー、特に外国人トップライダーとなると変更要求レベル、不満を訴えてくるレベルは小さくなってきます。
それよりはバイクの挙動に自分の乗り方を合わせる、自分の乗り方を変えていくのに専念するライダーが多く、早い時間からタイムアタック練習、ロングラン練習に進むライダーが多いように感じます。
反面、セッティングが出ないうちは日本人ライダーはいつまでも最終セッティングが決まらず、なかなかレースモードでのテストに進めないことが多いような印象が強いです。
この違いって何でしょう?
私が思うのは、外国でシリーズ戦を転々としているライダーは当然短い時間でセッティングを決める必要があり、通常そんなに十分な時間が取れない状況でレースを戦っています。
そんな中でレースをして結果を出さなければいけないとなると、バイクの特性そのものを自分好みに変えるのではなく、自分の乗り方を変えた方が早い、と思っている(割り切っている)ライダーが多いのでは?と思います。
反面、事前テストやスポーツ走行枠で十分にテスト機会がある日本人ライダーは、どうしてもそこが割り切れず、自分の乗り方を合わせる方が早いと頭を切り替えるのが難しいように感じています。
結果として、バイクの挙動特性を変えるというのはトップレースレベルとなると非常に困難なので、乗り方の引き出しが多いライダーがすぐにタイムを出していしまう、という状況が多いんですね。
このような傾向の差は間違いなく存在していると思います。
2.外国人トップレースライダーから学ぶライディングテクニック
このような話を聞いてみなさん何を感じますか?
ライディングテクニックと言うと、ブレーキのかけ方やらスロットルの開け方やら、いろいろなウンチクがありますが、意外とそんなの表面的なことにすぎず、自分の載り方の引き出しが多ければどんなバイクでもすぐに乗ることができるんです。
ちょっと乗ってみて、あぁこのバイクはフロントピッチングが強めでリアが少ないから、ブレーキング重視というよりはクリップから先のスロットル開け側の領域でタイムを稼いだ方がいいかなとか、このような判断で自分の乗り方をバイクに合わせて性能を出してやる、これが重要なライディングテクニックだと思います。
そのために必要なこと、それはたくさんのバイクに乗って挙動を感じる感性を磨いてください。
下手にライディングテクニック云々で細かいことを考えるぐらいなら、ゆっくりでもいいのでバイクに乗ってじっくりと挙動を感じ取る、それもたくさんのバイクで、これが何より重要だと思います。
それではみなさん、楽しく豊かなバイクライフを!
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