ステップポジションを変えてみよう | バイクのライディングテクニック
ライディングポジションの重要性については前に述べたとおりですが、バイクの挙動に大きな影響を与えています。
今回はこの中の一つ、足位置の基本となるステップポジションについて考えたいと思います。
1.ステップポジションってどうやって決めてる?
メーカーから完成車として売られているバイクの場合、ステップポジションは標準位置が決まっています。
このポジションはバイクのジャンルや想定している乗り方/仕向けや体格に合わせてありますが、同時に想定しているバンク角もここで決まってきます。
エンジンの形式、フレームの形式によって必然的にバイクの幅は決まってきてしまい、その中でシート高基準でステップポジションを決めると、必然的にバンク角も決まってきてしまうんですね。
クルーザーバイクなんかがいい例です。
フォワードコントロール/ミッドコントロールと呼ばれるある程度前足を前に投げ出したステップポジションとすると、どうしても一定のシートとステップの高低差が必要で、かつこのジャンルのバイクの場合、低いシート高が重要。
となるとステップポジションはどうしても低くなり、バンク角は全く稼げない事となります。
完全に逆のジャンルのスーパースポーツではどうでしょう?
このジャンルの場合、まずバンク角ありきです。そのためステップ位置は高くなり、引きずられてシート高も高くなります。
ただ高くするだけでなく、前輪分布荷重を稼ぐためにシートに対して後方に設定され、合わせてハンドル位置が決まってくる。
同時に、コンパクトなライディングポジションを実現するためにシートとステップの距離が短くなりがちで、結果膝の曲がりがキツイバイクが多いのも特徴です。
このように、完成車の標準ポジションというのはあらゆる要素を考慮しつくしたポジションとなっているのです。
2.ステップポジションのカスタム
ステップ位置変更キット部品って多く出回ってますよね。
このような部品を装着する場合は、まず前項で書いたいろいろな要素に影響がでるということを認識した上で交換することをお勧めします。
でなければ、カスタムで外観上は楽しい気分で乗れても、どうにも乗り心地、操縦安定性がしっくりこず、結局元に戻したなんて事にもなりかねません。
まずは変える目的を明確にする。
乗車姿勢がキツイのを改善したいのか、分布荷重を変える目的なのか。
外観向上だけでもいいと思います。
変える目的をはっきりし、ただ変えるのではなく、それに伴って変化が生じる部分があれば必要に応じてケアしていく、これが重要だと思います。
自分の体格に合わせこんだライポジで自分の愛車がベストな性能が出せるよう、セッティイングの試行錯誤を続けるなんて、すごくストイックで奥の深いライディングテクニックの世界だと思います。
それでは豊かなバイクライフを!
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