スイングアームって何してる? | バイクのライディングテクニック
多少ディープなカスタムに踏み込むと、スイングアームカスタムなんてところに手を出す方もいるかもしれません。
これも一歩間違えると変な方向にいくカスタムです。
今回はこのスイングアームカスタムについて。
1.スイングアームの進化と役割
スイングアームもメインフレームと同様、ここ30年で大きく進化した部品です。
進化の方向性は同じように高剛性化と軽量化。
部材もメインフレームと同様、鉄からアルミへ変化してきました。
形状も神社の鳥居のような形状から、スーパースポーツ車両では上下にスタビライザーのような補強部品がついたものへ進化。
この補強も最初はパイプでやぐらを組んだような構成から、大きな鋳物のボックス構造となり、より高剛性化が進んでいますね。
MotoGPの車両のスイングアームなんてすさまじい形してます。
特に大排気量、高出力車両の場合は高い剛性が特に必要で、この傾向が顕著です。
中間排気量クラスではさほど高剛性化は必要なく、どちらかと言えばデザイン面で高剛性っぽいスイングアームをつけているように思います。
では何故高い剛性が必要なんでしょう?
当然タイヤ高剛性化の進化に合わせたというのもありますが、スイングアームの場合もう一つ大きな理由があります。
これはエンジン出力の増大です。
通常チェーンで左から引っ張っていますが、この引っ張る力がどんどん大きくなってきたため、不要な変形を避けるために高剛性化が進んでいるのです。
またスイングアーム剛性が低いと、高速走行時にリアを起点とした不安定挙動が発生しやすく、安定性の面でも重要な役割をもっているのです。
2.スイングアームカスタム
ちょっと旧い車両向けにカスタムスイングアームなんてありますが、サスペンションから全て見直す覚悟でやった方がいいです。
スイングアーム剛性が変わると驚くほどいろいろな事が変わります。
一般ライダーが手におえるレベルではないぐらい、いろいろな事が変わるんです。
ライディングテクニック上達のためにスイングアーム交換!なんてことは、カスタムの泥沼に入り込む覚悟をもってやりましょう(笑)
ルックス重視でのスイングアームカスタムであれば止めませんが…。
真面目にライディングテクニック向上を考えた結果「剛性が足りない!」なんて結論にいたる事は、量産車両に乗っている限りありえません。
そう感じる場合は、まずタイヤが合っていません。
たくさん種類があるのでタイヤを換えてみてください。
もしくは、サスペンションが合っていません。
まずはクリック、プリロードぐらいからいじってみてください。
必要ならその先、バネレート交換に踏み込んでもいいと思います。
スイングアーム交換というのはそれほど、バイクにとって影響が大きいということを是非みなさん認識しておいてください。
それではみなさん、豊かなバイクライフを!
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