深遠なるホイールの世界 | バイクのライディングテクニック
自転車では非常に一般的なホイールカスタムですが、バイクではちょっと敷居が高いですよね。
ただし、交換の効果は絶大です。
ライディングテクニックの面からも大きな影響があります。
今回はこのホイールについて考えてみましょう。
1.運動性能に大きな影響を当てるバネ下重量
ホイールがバイクの運動性にどのように影響を与えているかみなさんご存知でしょうか?
まず第1に、サスペンションの下、いわゆるバネ下重量としてホイールは効いているので、基本運動性の全てに影響があります。
言うまでもなく、軽いホイールは全ての面で有利であり、そのため材料や構造の進化が続いいます。
バイクのホイールホイールも自転車同様、鉄リムと鉄スポークの構成でした。
それがアルミリムに進化し、さらに高剛性を得るためにアルミ鋳物へ進化、最近はさらに軽量化を狙ってアルミ鍛造やマグネシウム鍛造、とうとうカーボンホイールまででてきている状況です。
このように日々進化が続いているのは、ホイールの軽量化は運動性向上のためにかかせない要因だからです。
2.重量だけが重要ではないホイール
アフターマーケットででているようなホイールの場合、まずは重量が前面にアピールされています。
純正ホイールに比べて何キロ軽量化!なんて宣伝はよく見ますよね。
しかし、ホイールで重要なのは重量だけではないんです。
まず考慮すべきはアクスル軸回りの慣性モーメント。
気の利いたホイールメーカーの場合、この値が出ている場合もあります。
この値は、ジャイロ効果がどれぐらいか、という影響に繋がります。
回転体の軸を両手で掴んで、この回転体を傾けると体も動くなんて実験、小学校の頃の理科の実験等でやりませんでしたか?
バイクのホイールでも全く同じことがおきています。
すなわち、回転しているホイールの進行方向を変更すると(軸を傾けると)、それを抗うかのように力が働き、バイクが倒れないような力が発生するのです。
つまり、この慣性モーメントが小さいホイールの方がハンドリングの軽いホイールとなります。
あともう一点あるのが、リムやスポークの剛性です。
これはホイールメーカーや完成車メーカーそれぞれの考え方が違っており、同じ重量、同じ慣性モーメントでも剛性バランスが違うことで全くハンドリングが違うなんてことはよくある現象です。
レースの世界では常にホイール剛性を変化させた研究品でテストを繰り返しています。
剛性の考え方には正しい答えなんてありませんが、自分のライディングテクニックに合ったホイールというのはあるはずです。
単純に軽ければいいわけではない、深いノウハウの世界がホイールにはあるんですね。
是非みなさん、この深遠な世界をのぞいてみてください。
それでは豊かなバイクライフを!
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