ブラインドコーナーを上手く曲がるコツ|バイクのライディングテクニック
バイクで走っているとき、ブラインドコーナーの先に止まっている車など、障害物を避けるのは、バイクにとってリスクの高いことだと言えます。
どのように対処すればいいでしょう。ブラインドコーナーのうまい走り方教えます。
1.まずは安全面から
ワインディング走行では山の峠を走ることが多いと思います。
しっかりと視線を移動させ、描いたラインの上にバイクを乗せていても、そこは一般公道、予期せぬ障害物にパニックになった経験はありませんか。
まずは、ブラインドコーナーでバンクしているときにどうするか、という安全策について考えます。
バイクをワインディングで走らせる上で、特にやってはいけないことが3つあります。
1-1バイクの動きを妨げる乗り方
(肩や腕に力を入れて乗ることは避けましょう)
コーナリング中の一連の動作の流れは、バイクとライダー双方の呼応作用で機能しているので、もしもライダーが、肩に力を入れて腕を突っ張らせてしまうと、バイクのセルフステア(バイクが自然に必要な舵角に収めようとする力)を邪魔してしまう上、下半身でバイクを受け止める体制も取りにくくなります。
1-2必要以上にスピードを出す
公道は割り切ってのんびり走りましょう。
コーナーイン後は徐々にアクセルを開けながら、バイクの荷重をリアに移し、立ち上がりではリアに移行した荷重(トラクション)の方向をフロントでリードするわけです。
フロントにトラクションがかかりにくいこの場面でフロントブレーキを使うのは大変危険であるということになります。
1-3旋回中のフロントブレーキ依存をやめましょう
(握りゴケの条件を整えてしまいます)
スピードが速いとフロントブレーキ制動の多用を招き、フロントからの転倒の危険性を増やすのは言うまでもないのです。
もしもコーナリング中のライダーに、上記のいずれかに当てはまる動きがあったなら、それはライダー自らが、極めて曲がりにくい、不安定なライディングになる条件をそろえてしまうことになると言えます。
2.コーナリング中基本動作のおさらい
バイクには左右に倒れる習性があるわけですが、左右方向の動きの調整は視線移動と体重移動そしてアクセルとリアブレーキのコントロールで行うのが一般的です。
特にブライドコーナーで何かあったとき、フロントブレーキを握ってしまうのはとても危険なことです。
余裕を持って運転で、最初にライダーの視線と体重移動で行き先を狙い、バイクをリードすることが初めに大切になります。
その上でアクセルを緩めれば、バイクを寝かせることができ、立ち上げようとするときには、アクセルをスっと上げることでバイクが起き上がります。を体感しておきましょう。
そしてここにリアブレーキを軽く引きずることで、リア側に引っ張る力を作りアクセルコントロールと合わせることでメリハリを利かせることができます。
3.ブラインドコーナーでの危険回避法
ブラインドコーナーでの危険回避に必要となって来るのは、積極的なライダーの働きかけで、バイクの動きを変化させていくというライディングテクニックです。
ワインディングでは前述のように視線で行き先を狙い、体重移動でつくったバンク角を、アクセルのオンオフとリアブレーキで調整しながら乗っています。
この基本を踏まえた上で、万が一、コーナーに障害物があった場合、「回避せよ!」という意思はライダーからバイクに伝えなくてはなりません。
結論から言うと、ラインを変えて対応することがベストになります。
3-1内側に回避する場合
ラインは視線で描いていきます。そこに体重移動、主に上半身の力を抜く「抜重」でイン側へのラインを作っています。
それをベースにお話を進めると、内側に回避する場合には目線を最初よりやや内側に、アクセルを緩めて「抜重」でさらに上阪神の力を抜けば、イン側にラインが変わります。
そしてリアブレーキで制動し荷重が前に戻ったところでフロントブレーキをかけながら回避することになります。
3-2外側に回避する場合
反対に外側に回避するには目線をやや外側に向け、車体を起こすために一瞬アクセルを開け、リアブレーキをかけながら、イン側のステップに力を入れつつ、体重をセンターに戻すようにします。
車体のバンクがなくなったところでリア⇒フロントの順でブレーキをかけると良いでしょう。
4.安全に楽しむのがコツ
これはこうした危険回避だけではなく、ブラインドコーナーの角度が途中で変わる「複合コーナー」の処理にもこの方法が使えます。
安全なところでゆっくりと練習してみてください。
「ブラインドコーナーをうまく走る」と言っても様々ですが、基本的に一般公道はサーキットのように平面的な見渡しが効かないので、よくなれたところでも、フルバンク走行はできるだけ避け、「もう少し内側に行ける」「もう少し外側に行ける」というような余裕を残しておくことが大切です。
前述のことを少しずつ確認して安全で楽しいライディングに役立てていただければと思います。
また、スピードは少し流す程度でも十分楽しめると思いますので控えましょう。
初めての場所は余計に神経を使って走り予防運転に勤めましょう。
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