左手が疲れにくいクラッチ操作法 | バイクのライティングテクニック
ロングツーリングにおいて長時間クラッチを握っていると左手が疲れてきて困っているという声をよく聞きます。
1.従来の「握る」クラッチ操作の問題点
ツーリングで1日中走っていると徐々に左手の握力がなくなっていき、クラッチ操作が辛くなってくる経験は誰もがしたことと思います。
特に大型バイクのクラッチは、その巨大なエンジンの動力を制御するためクラッチ自体が重く、扱いづらいと感じることもあるでしょう。
大型バイクでの一日ツーリングともなれば、何十、いや何百回とクラッチを握るでしょうから、度重なるクラッチ操作で左手が疲れて痛くなってしまうのも当然です。
そこでおススメなのがクラッチを「握る」のはなく「引く」というクラッチ操作のライディングテクニックを紹介します。
クラッチは握るものだと、多くのライダーは思っています。
確かにそうです。
一見すると「握る」方が力が入りやすいと思うかもしれません。
しかし、「握る」クラッチ操作は慣れてくると「引く」よりはるかに大変だということがわかると思います。
クラッチ操作を「握る」から「引く」に変えるだけで、左手の握力の消費は大幅に軽減されます。
2.「引く」クラッチ操作法
具体的には、クラッチレバーの位置を少し遠目に調整し、人差し指と中指の2本指をクラッチに引っ掛けて、クラッチを「引き」ます。
実際試してみると、最初はかなり違和感を覚えるかもしれません。
しかし、ツーリング1日の間でも試していただければ、帰路につく頃には左手の疲労の軽減にすぐにきがつくとおもいます。
実はそもそもクラッチは、信号などで完全に停止する以外の場合、すなわち走行中のギアチェンジは、クラッチをほんの少し切るだけで大丈夫です。
このクラッチワークは左手が疲れにくいだけでなく、スムーズな変速チェンジも可能にします。
また、クラッチの負担が少ないのでエンジンや駆動系にも不要な負荷がかかりません。
一般に公道は自身のライディングテクニックを披露する場所ではなく、そこでいかに安全に走行するかが大切です。
この安全を実現するためには、なるべく複雑なバイク操作はやらないにこしたことはありません。
クラッチを握ると、まず重いのでホールドするのが大変です。
また、同じ位置にもってくるまでにも時間がかかるでしょう。
低速域では絶妙なクラッチ操作で車体の揺れの原因となっているエンジンの動力だけを逃がすような使い方をするかもしれません。
これらすべてを「握る」操作でするは非常に難しいものです。
そもそも手の小さい女性の場合はなおさらでしょう。
クラッチを引く感覚を身につけるには、まずクラッチを4本指で引っ掛けるようにして持ち、文字通り、「引き」ます。
そして、適当に引いたらそのままの手の位置で、手の平の下の方をハンドルにくっつけます。
そしてゆっくりと力を抜くと、指先にクラッチレバーが引っかかる感覚が伝わってくると思います。
これが「引く」という感覚です。
指先にクラッチレバーは引っかかっているけれど、握ってはいないはずです。
なので、そのままクラッチレバーを握ってみましょう。
引っ掛けたの4本指が丸まり、親指にも力が入っていくのがわかるはずです。
これが「握る」という感覚です。
左手に伝わってくる感覚の違いはわかりましたでしょうか。
繊細なクラッチ操作がいつでもできるよう、このクラッチを「引く」というライディングテクニックは是非、身につけていておきたいものですね。
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