コーナリング時のブレーキの使い方 | バイクのライディングテクニック
晴れた日の早朝、気持ちよく峠道を駆け抜けている時の話です。
見通しの悪い左コーナーに差し掛かり、バイクを倒し込んだ瞬間、進行方向に木の枝がありました。
でも、既にバイクは大きく左に傾いています。さて、どうするのか・・・。
この難しい局面をクリアするためのバイクのライディングテクニックとはどういったものがあるのでしょうか。
以下に、コーナリング時のブレーキの使い方について書かせてもらいました。
※ここで説明するテクニックは大変難しいものであり、活用するにはある程度の経験と練習が必要であることも理解した上で読んでいただければ幸いです。
1. バイクのフロントタイヤの仕事内容について
バイクのコーナリングにおけるフロントタイヤのグリップ力は、安定してコーナリングをクリアする上で最も大切となってくる要素です。
フロントタイヤのグリップ力の総合力を10とします。
まず直進からのブレーキの時に、使用する力は10の力のうち、アマチュアなら7~8を使います。
次にコーナリングでは、フロントタイヤは曲がるためのグリップ力として7~8の力を使っています。
ここで、冒頭のような「事件」が起きた場合にフロントブレーキをかけるとします。
ブレーキに7、曲がる力に7を使った場合、フロントタイヤの持つグリップ力を超えてしまうということです。
2.リアタイヤの仕事について
リアタイヤの仕事は大きく分けて2つあり、バイクをエンジンの力を路面に伝える力と、コーナリングで路面をつかむグリップ力です。
2つの仕事を同時に行っているリアタイヤですが、その仕事量を支えるためフロントタイヤよりも太くなっています。
そのことにより、バイクを曲げながら駆動させると言う2つの仕事をすることができています。
3.コーナリング中に障害物があってその時
それでは、具体的なライディングテクニックの説明に入りたいと思います。
冒頭に示した「事件」のように、左コーナーを曲がっている時に大きめの木の枝がセンターライン付近にあるとします。
そのままな進むとちょうどフロントタイヤが木の枝を踏んでしまうと考えた時、多くの人はフロントブレーキをぎゅっと握ってしまいます。
曲がることに力を使っていたフロントタイヤは、ブレーキをかけたことでグリップ力の限界を超え、そのままスリップしてしまいます。
ここで行うべきは、まずリアブレーキを作動させることです。
しかし、思い切りブレーペダルを踏むと、タイヤはロックしてスリップしてしまいます。
こうした時は、ブレーキをロックしない程度にじっくりと踏み込むと、バイクはイン側へすっと入る動きを見せてくれます。
こうした技術を活用すれば枝をよけられる可能性は高まります。
3.コーナリング時のブレーキの使い方のまとめ
リアブレーキをじわっと踏むことが最も大切なテクニックとなります。
しかし、このライディングテクニックは一朝一夕には得られるものではないので、人が来ないような駐車場や誰も入ってこないような港(許可を得られている場所)などで、曲がりながらリアブレーキをじわり踏むとといった練習をしてみると良いでしょう。
大変のように感じますが、その練習がいざと言う時に役立つ時がやってきます。
そうした経験の積み重ねがライディングテクニックを向上させ、自分の命を救うことにつながるはずです。
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