スムーズなギアチェンジのコツ | バイクのライディングテクニック
近年のバイクは低速トルクに余裕ができ、昔のように高回転まで回さないと発進できないということはなくなりました。
とはいえ、スムーズに乗りこなすためには、速度に応じたギアを選択して、颯爽と走りたいものです。
さて今回は、バイクのライディングテクニックの向上を目指し、スムーズなギアチェンジのコツをお伝えしたいと思います。
1.エンジン回転数に気をつけよう
小排気量のバイクのように頻繁にギアチェンジをしなくても、大排気量のバイクは余裕の走りができます。
しかし、よりスムーズにかっこよくバイクを乗りこなすためには、速度に応じてギアチェンジを行う必要があります。
例えば時速40kmで走行しているとします。
ギアが1速なら6000回転ほどとかなり「回している」状態です。
しかし、5速なら1500回転ほどということとなり、エンストになりそうなくらいギクシャクした動きの回転数です。
この場合、ゆったりと流すには適していないギアポジションと言えるでしょう。
2.シフトアップのコツ
ギアチェンジのコツとしては、走行中のエンジン回転数を把握することが大切となります。
シフトを上げる方へとギアチェンジする場合(2速から3速へなど)、最大トルク発生回転数の少し手前でシフトアップすることが適切です。
教習所バイクの定番車種であり、日本の誇る名車の一つであるホンダCB400スーパーフォアを例にあげて説明します。
最高出力は53PSを10,500回転で発生させ、最大トルクは3.9 kgf・mを9,500回転で発生させます。
この場合、最高出力ではなく、最大トルクを発生させる9500回転の手前8000回転ほどでシフトアップすることがギアチェンジのコツと言えます。
6500回転から8000回転の間でギアチェンジを行うライディングテクニックを身に付けられるといいでしょう。
3.シフトダウンのコツ
シフトダウンを行うときは、回転数が下がるのを待つようにするのがコツです。
あまり高い回転数のままシフトダウンを行うと、リアタイヤが急にロックしたり、跳ねたりします。
筆者は昔、高い速度から一気に1速に落とし、リアタイヤをロックさせたことがあります。
急いでクラッチを握り、難を逃れましたがとても驚きました。無知というのは怖いですね。
くれぐれも速度と回転数を意識してシフトダウンを行ってください。
3.最後に
ギアチェンジのコツはエンジン回転数をよく把握することだと説明しましたが、毎回タコメーターを見続けるのは危険です。
運転するバイクのエンジン回転数は、音と振動で把握できるようにしておきましょう。
そうした把握ができるようになることも、ライディングテクニック向上の第一歩です。一つ一つ楽しく練習していきましょう。
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