高速道路でバイクの二人乗りをするときに気をつけるべきこと
ずいぶん昔の話となりましたが、高速道路では二人乗りを禁じられていた時代がありました。
バイクの基本性能が上がったことや、アメリカがハーレーを売るために外圧をかけたらしいことなどの条件により、高速道路での二人乗りが許可される時代となっています。
自分の友人、カップルであれば彼氏彼女、もしくは夫婦でも高速道路を使って二人乗りで遠出ができる良い時代となりました。
しかし、気をつけるべきところはたくさんあります。
今回は高速道路でバイクの2人乗りをするときに気をつけるべきことについてお伝えしたいと思います。
1.高速道路で2人乗りをするための条件について
免許取り立ての初心者がいきなり高速道路で二人乗りの走行ができるわけではありません。
以下の条件を満たす必要があります。
年齢が20歳上かつ大型自動2輪車免許または普通自動二輪車免許を受けていた期間が通算3年以上
ほぼ全ての高速道路が上記の条件となっています。
ただし、横浜新道や関門トンネルなど一部の自動車専用道路以外の一般有料道路では、通算期間が1年以上でも1二人乗りで走行できます。
さらに東京都内の首都高速道路の一部では自動二輪車の二人乗りが全面的に禁止されている箇所があります。
詳細については警視庁のホームページを見る必要があるようです。
この点は十分に気をつけたいところです。
2. 二人乗りによる高速道路の運転について
高速道路を二人乗りで走行する場合のライディングテクニックは、1人で走る時とは大きく異なっていると言えます。
大型のバイクの車体総重量を250kgとします。運転者の体重70kgとすると合計で340kgになります。
奥さんや彼女の体重を50kgとして計算すると総重量400kg近い状態となります。
その重さをたった2本のタイヤで支えて、バイクは高速道路を走行しています。
そのため二人乗りにおけるライディングテクニックとしては加速、減速、コーナリングすべての点において気をつけるべきポイントが存在します。
加速
普段より重いため、ギアを1速落としてアクセルをしっかりとあけていきましょう。
しかしその際には、同乗者にはこれから起こる加速に備える姿勢をとってもらえるよう事前に合図を送るのが良いですね。
減速
ブレーキをする際、普段とは違うため、しっかりとブレーキレバを握るようにするなどして、確実に減速する必要があります。
しかし後に乗る同乗者が前につんのめらないように0.5秒ほどフロントブレーキよりも先にリアブレーキをかけ、車体が前傾姿勢にならないようなブレーキングを心がけましょう。
そうした気遣いが二人乗りにおけるライディングテクニックの要といえます。
コーナリング
400kgほどの重量のあるものがコーナーを曲がるわけですので、しっかりと減速をしてから曲がる必要があります。
インターチェンジなどでは、直線部分でしっかりとブレーキをかけて減速し、スピードメーターによって速度を確かめてからコーナーに進入していきましょう。
4.まとめ
高速道路に二人乗りで走れるようになるとは、以前は考えてもみませんでした。
規制緩和により、こうして自由になったらですから、その権利を守っていきたいですね。
そのためにも一人一人が安全に配慮し、無理なすり抜けなどの危険走行をしないよう自制心をもてるといいと思います。
自分で無理な追い越しだなと感じた時は、相手ドライバーに対して左手を上げて謝罪したり、頭を下げるなどしてこちらの意思を示したりするだけでも、その後のトラブルを避けられます。
高速道路を安全に走って、これからも楽しいバイクライフを送りましょう。
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