安全運転のためのバイクのパッシングの使い方
バイクに限らず車においてもパッシングをする、させるという行為については、様々な意味が含まれているため、その使用については十分に注意しなくてはなりません。
場面によっては全く違った反対の意味に捉えられることも少なくありません。
そこで今回は安全運転のためのバイクのパッシングの使い方についてお伝えしたいと思います。
1.パッシングをしたライダーの意図
パッシングを行うライダーの意図や心理は以下の通りです。
1.この先にねずみ取りがあるから気をつけてね。
2.昼間ですけどライトがつけっぱなしですよ。
3.交差点でしょ直進しているときに対向車が右折してきそうだったので、右折してこないでくださいと言う意図を示す。
4.対抗してくるバイクや車がハイビームになっている時、それを知らせる。
5.自分の車線が渋滞しているとき、対向車が右折して店舗に入りたがっていたら、「どうぞ入っていいですよ」の意味で使用する。
6.高速道路の追い越し車線を低速で走る車がいた場合、道を開けるように促す合図として使う。
ざっと挙げただけでもこれだけの意図があります。
2.バッシングを受けた側の感じ方(上の欄と連動)
上に挙げた例に連動していますが、パッシングを受けた側の感じ方、とらえ方は以下の通りです。
1.この先ねずみ取りがあるんだな。教えてくれてありがとう。
2.車の場合は気づいてライトを消す。バイクの場合は常時点灯なので関係ない。
3.【重要】直進しているから入ってくるな、それとも、先に行っていいですよ、と言ってるのか、どちらの意味か分からない。
4.この先ねずみ取りがあるのかな(自分のバイクや車がハイビームなっていることに気づかないことが多い)
5.【重要】入る隙間がないから入ってくんな、それとも、今なら入れますよどうぞ、と言っているのかどちらの意味かわからない。
6.後から来る車は先を急ぐんだな。早めに譲ろう。
パッシングを受けた方は意図の受け取りに苦労している様子が分かります。
3.問題点と解決法
ここでの問題点は、③と⑤です。
パッシングの意味合いが正反対になるため、重大な事故を引き起こしやすいといえます。
③の交差点での直進車と右折車のやり取りでは、直進車を運転している場合はライトをバッシングさせるのではなく、注意を促すという目的であればハイビームにしたままにする、という方法がより適切であり、誤解を招かないと思います。
右折車を運転している場合は、パッシングをしてくる車の速度をしっかりと見て、その意図を探るのは良いと思います。
譲ってくれる場合はかなり速度が落ちているので、判断がつきやすいといえます。
直進してくる場合は、反対に速度上げてくることが多いです。
対抗してくる車やバイクの速度を見極めるのも重要なライディングテクニックの1つです。
⑤の場合には、速度が低いため大きな事故にはつながりにくいのですが、思わぬ接触事故等によりとても面倒なことになりかねません。
この事例では、右折車、直進車どちらの場合でも、相手の目を見てその人の意図を判断すると良いでしょう。
目を見ていれば相手が会釈をしたり、ハンドサインを送ったりしてくるので理解できることが多いでしょう。
こういった道路上でのコミニケーションも大切なライディングテクニックの1つと言えます。
4.まとめ
バッシングの使い方については非常に見解が分かれるところがあり、むやみに使う事は安全運転にあまり貢献しないと思われます。
そのため、道路上でのコミニケーションについては、左手を使ったハンドサインや頭を軽く下げるなどのジェスチャーで、自分の意図を伝える方が良いと思います。
そのほうが相手をいらだたせる可能性が低いため、道路上でのいざこざも少なくなるといえます。
安全に走るためのバッシングについては、慎重に使用する方が良いといえます。
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