アメリカンバイクのリアコントロールテクニック
ハーレーをはじめとするアメリカンバイクで峠越えの最中、下りのワイディングでリヤタイヤが左右に振られ危険になることがあります。
1.リアが振られる原因
ハーレーやアメリカンバイクはその他の車種に比べて、フロントサスペンションのピッチが大きいのが特徴です。
これはワイディング中における車体の上下振動が大きくなることを意味しています。
そして、リアが左右に振られるという現象は、フロントブレーキを強くかけ過ぎたときに起こるようです。
2.下りにおける安全なブレーキング
ワイディングでの正しいブレーキングは、リヤを一瞬早くかけ、リアサスペンションを歪ませて地面に車体を押し付けた後にフロントブレーキを使っていきます。
この順番を守らないと、フロントブレーキを強くかけたときに荷重がフロント寄りに集中してリアの接地感が希薄になり、結果的にリアが左右に振られるという現象につながっていきます。
一方、フロントブレーキが強くかけられないと、必然的にリア主導のブレーキングになってしまい、リアはもともとブレーキングを目的としたものではないのですぐに限界に達してロックしてしまいます。
このリアロックもリアを左右に振らす原因になります。
また、スポーツバイクなどでは、急激なシフトダウンによりシャダリングを起こし、リアが小刻みに震えることがあります。
いずれの場合も、リアブレーキだけに頼らない、すなわちしっかりとフロントブレーキを強くかけることができるよう、急制動の練習を平地でしっかりと行うようにしましょう。
しっかりとしたニーグリップ、ライディングフォームを意識し、ブレーキの掛ける順序と、その掛け具合を体にしみこませていきます。
繰り返しましが、リアが強すぎるとリアロックを起こしますし、フロントが強すぎてもリア振れを起こします。
平地での練習においてはフロントをじわーっと徐々にかけていくと、フロントブレーキが強まりながらフロントサスペンションが縮こまっていく感覚がわかるはずです。
フロントが強くなり過ぎたと感じたら、徐々にフロントブレーキをリリースし、かつリアブレーキを一定、もしくは少しだけ強める練習をし、ブレーキング中におけるバイクにかかる荷重をコントロールできるようになると、ブレーキングも立派なライディングテクニックの域まで達するようになります。
フロントブレーキが安全に使えるようになることは、ライディングテクニック上達において必須項目です。
急制動の練習は何も車の全くない空き地やバイクの練習会などに参加しないとできないというものはありません。
例えば、信号での停止時も急制動の練習になるのがお判りでしょうか。
普段走りの中の信号や交差点において、車間など周囲の安全を保ったまま、狙った位置でしっかりと停止しようと意識してブレーキグを行うだけで、一日相当な量のブレーキングの練習をしたことになります。
理論理屈はいくらでも学ぶことができますが、そのライディングテクニックも知っているだけでは意味がなく、実践を重ねできるようになってはじめてライディングの安全は向上したと言えます。
ライディングにおける安全の向上は、バイクライフを豊かにする上では必須の条件。
いつ、どんな状況においても安全に素早く停止できるよう、日々練習を重ねることが大切です。
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