右コーナーが苦手な理由 | バイクのライティングテクニック
左コーナーはスムーズに旋回できるのに、右コーナーでは上手く旋回できないと感じているライダーは意外と多いものです。
苦手な右コーナーを克服するためのライディングテクニックを紹介します。
1.ライダーが右コーナーを苦手とする理由
日本人が右コーナーが苦手になってしまう理由には、次のようなものがあげられます。
まず一つ目は、日本の道路は左車線なため、反対車線の車が自分に向かってくるのではないかという恐怖心が沸き起こるとです。
交差点での右折、反対車線を越えてのハンバーガーショップなどへ入るための右折など、私たちが右折するときにはことごとくこの対向車のオーバーラン問題が浮かび上がります。
二つ目は、同じく日本の道路が左車線のため、ワイディングでは右奥が常に見えにくく対向車がオーバーランしてくるのではないかという恐怖から、ライダーは早くからついセンターラインを見てそのラインに沿って走ってしまうため、コーナーリングに自由度が効かなくなっているということです。
例えば上りの右コーナーでは、車が突然わいて出てきたような感覚に襲われたことがあるライダーは少なくないはずです。
三つ目は、日本の右コーナーは屈曲半径が大きく速度が乗りやすいため、経験的に恐怖感を抱いている場合があるということです。
四つ目は、ライダーの軸足は左脚が多いということです。
信号待ちで足を出すとき、ほとんどのライダーが停止時の安全を保つため無意識に左足を出すことでもわかります。
そして五つ目は、学校の校庭のトラックなど日本のものはそのほとんどが左周りに作られているため、私たちはそもそも右回りに慣れていないということです。
2.右旋回におけるライディングテクニック
注目すべきは四つ目の、「軸足が左脚」ということです。
ライディングの旋回は、柔道の背負い投げと似ており、軸足を中心に身体を旋回方向に深く捻転させることで、力を入れなくてもバイクを旋回させることができます。
このことは目線の重要性にもつながっており、旋回方向にしっかり顔ごと目線を向けることで、上半身ごと身体を深く捻転させ、バイクを自然な旋回につなげるというわけです。
逆に、軸足が弱いと上半身の捻転も弱くなります。
すなわち、人はそのほとんどが左足を軸足としているため、右方向への上半身の捻転が弱く、必然的に右旋回が苦手になります。
人は経験の生き物なので、自分が過去に繰り返し右旋回が苦手な経験をするとそれがかえって無意識下でトラウマとなっている可能性があります。
しかし、この軸足と上半身、バイク旋回の関係性を理解していれば、その克服法はおのずとわかってきます。
すなわち、目線をしっかり頭ごと右コーナー出口に持っていき、車体をホールドするまめ確実なニーグリップを行う。
そして旋回時は上半身をしっかり意識して捻転させる。
特にニーグリップは、自身の上半身の動きをしっかりとバイクに伝えるために重要です。
これらを反復練習し、ライディングテクニックとしていつでも繰り出せるようになれば、右コーナーの苦手意識は消えていくでしょう。
ライディングテクニックは見せびらかすものではなく、自身の安全と、幸せなバイクライフのためにあるのです。
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