年々変わるライディングテクニック
バイクが曲がるって、実は結構難しい現象の積み重ねた結果なんです。
4輪車と違ってタイヤが2個しかないですし、使える荷重移動もピッチングのみ。
そんなバイクの旋回について考えたいと思います。
1.バイクのライディングテクニックは年々変わってきている
みなさん、最近のMotoGPのコーナリングって見たことありますか?
最大バンク角は60度。
膝をするどころか、肘をすっており、コーナリング速度は年々上がる一方。
ただこのライディングテクニックって、それこそ1980年代、1990年代、2000年代と大きく変わってきているんです。
例えば1980年代のレースなんかを見ると、ライダーはみんな背中を伸ばして頭はバイク中央付近、腰と膝がコーナーのイン側に落としこまれたライディングテクニック。
これが1990年代になると頭の位置が少しずつ前方向へ移動、上半身の前傾も強くなってきます。
そして2000年代となるとこの傾向がより顕著となり、またこの時期からエンジンの3軸配置が市販車両でも一直線でなくなってきた影響もあり、より前よりの旋回へ変化していきます。
そして2010年代になるとフロント依存がより強くなり、頭部は前方かつコーナーイン側へ移動、とうとう肘すりの世界になってきました。
何故これほどまでに旋回中のライダーのライディングテクニックが変わってきたのでしょう?
いろいろな要因がありますが、最大の要因はタイヤの進化です。
1980年代ぐらいまではまだ現在ほどラジアルタイヤが成熟してきておらず、タイヤ剛性も低め、結果スロットル開け側での旋回を重視した、いわゆる後ろよりの旋回スタイルが基本でした。
が1990年代になるとタイヤの進化が進み、特にサイドウォール剛性が高剛性化。
フロントブレーキによる荷重移動に耐えつつ接地面形状を安定させる事ができるようになり、よりレース向きなブレーキングでイン側に入っていくライディングが可能となりました。
2000年代以降もこの傾向は強まり、出力が200馬力に達した現在ではリアタイヤにこれ以上仕事をさせるのは人間が操作する以上困難、よりフロントに仕事をさせる方向で進化していっているのです。
2. 現在の市販スポーツタイヤは10年前のレースタイヤ
現在のタイヤは、実はすさまじく高い性能をもっています。
それこそ10年前、レースタイヤとして使われていたタイヤがそのまま市販タイヤとして売られています。
つまり、一般ライダーがこのタイヤ性能を使いきるなんでまず絶対に無理、どう考えても。
こんなハイパフォーマンスタイヤのはじっこまで使う必要なんて全くなく、逆に、いかに使わないで安全に楽しく乗る事ができるか、これがライディングテクニックなのではないでしょうか?
無理やり膝をする必要もなく、ましてや肘をする必要もなく、現在のタイヤ性能を理解しつつ、タイヤの進化に感謝しながらオートバイライフを楽しみたいですね。
それでは豊かなバイクライフを
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