Uターンのやり方とコツ|バイクのライディングテクニック
重いバイクのUターンはものすごく勇気がいるものです。でも「スパッ」とカッコよく決めたいですよね。
ライディングテクニックの王様「バイクのUターン」をUターンの王様、柏秀氏愛用のブーツの会社を一か月で首になった、在米ライターの私が語ります。
1.そもそもUターンは偉いのか
偉いのかどうかで聞かれると、やはり「偉い」です。
転倒したら数十万~数百万円のお宝に傷がつくのを覚悟で、しかも150㎏~300㎏以上のバイクを度胸一発で「エイっ」と曲がってしまうのはエライことです。
だから、できる人はカッコいいし「偉い人」なのです。
2.尊敬されるその理由とは
Uターンは、ライディングテクニックの王様と呼ばれているわけですが、言ってみれば「全部入りラーメンみたいなもの」、といった方が分かりやすいかもしれません。
なぜなら、Uターン一つをするのに、バイクの動きを制御するための技術がほぼ全
部必要だからで、逆にUターンができる人はどんなバイクの乗り方もできるといわれるほど奥深く難しいのです。
3.Uターンの練習方法
まずは、しっかりとした乗車姿勢を
つまり、くるぶしと膝でしっかりとバイクをホールドし、上半身を楽にしてハンドルには軽く手を添える姿勢が必要です。
これで、かなりセンシティブにバイクからの情報を得やすくなるのです。
目線でラインを描き、視線はターンポイントへ
ニ輪車には「ライダーが視線を向けた方向に行く」という習性があるので、身体ごと視線を遠めに送ることで、バイクの行き先を定めることができます。
これを続けながらいわゆる「ライン取り」をしていくわけです。
まずは垂直状態から安全にその1(半クラ編)
倒して起こして繰り返しているうちに、身体の小さい人などは特に自信を無くしてしまったりするので、バイクを寝かさずに垂直に立てた状態でハンドルをいっぱい切って、半クラッチを使いながらぐるぐる回ります。
これはOFFクラッチでバイクが倒れ込もうとすることと、クラッチを繋ぐと倒れ込もうとするバイクを起こせること、そしてアクセルを一定に保ち内側に倒れる力が働く時にはアクセルを当てて起こす感覚を得ることが狙いです。
まずは垂直状態から安全にその2(リアブレーキ編)
その1と同じように今度は右足のリアブレーキで速度調整しながら、左足をつきならぐるぐるしてください。
リアブレーキコントロールで後ろに引っ張る力を作って、アクセルとのバランスを取ることと、バンクが浅く、速度が増して視線の狙いから外れそうなときにはそっとリアブレーキで補正する感覚を練習するのが、狙いです。
体重移動を加えてバンクさせる
ギアを~400ccは2速、(大型は1速)に入れて、ターンポイントを注視しながらゆっくりと進入し、リアブレーキで速度調整+左側に体重移動します。
これと同時に視線を身体ごとターンポイントの出口に向けると自然にバイクの方がハンドルを切れる(セルフステア)現象を利用して、バイクの向きを変えます。
向きが変わり終わる直前でブレーキをリリースして、アクセルを少し開けます。
半クラッチの加減とリアブレーキコントロール併用をマスター
ここまでの状態でもUターンは 可能ですが、よりバンクを深く小回りを利かせるには半クラッチの併用が必要です。
そのためには、クラッチを半クラッチまで握って発進し、リアブレーキと体重移動でセルフステア発生後バンク中のコントロールを半クラとリアブレーキの併用で行います。
バイクの向きが変わり終わる直前でクラッチを徐々につなぎ、ブレーキをリリースして、アクセルを少し開けるとさらに小回りができます。
これは白バイと同じ方法ですので、上達するとかなり気持ちがいいです。
各練習課題に必要なポイントは、次の通り
・肩に力を入れず手はハンドルに添えるだけにします。
・目線でバイクをリードする感覚を持つことが大切です
・間違ってもフロントブレーキをかけないでください。
・感覚がつかめるまであきらめず、根気よく練習してください。
Uターン自体の動きはおそらく1分に満たない一瞬の動作です。
このすべての動きで重要なのは、車体の動き(応答)に呼応する動きをできるようすることがもとめられます。
4, Uターンには何が入っているのか
以上のように、チャーシューも鳴門も入ってはいないのですが、バイクに必要なテクニックの中でも、特に神経を研ぎ澄ませて集中力を持って行うような、繊細な操作が複合的に入いっていてすべての基礎となっています。
こうして、Uターンの習得することで
・リアブレーキで車体を支える技術。・アクセルで車体を支える技術。
・アクセルで車体を立ちあげる技術が身につき、車体の動きに呼応できるようになり、ひいては危険回避にも役立つ幅広い車体制御技術を持つことができるのです。
つまり、このUターンを基礎として習得して、全ての動きのスピードを変え応用していくことで、低速運転からコーナーリングそして高速走行まで、きれいで多彩な、走りが実現できるというわけです。
これがいわゆる、「ライディングテクニックの王様」と呼ばれる所以です。
※ご注意※
・Uターンを公道でなさる場合には、必ず周囲の安全確認を行って、ウインカーを出し、周囲への意思表示をしたうえで本書の手順に従って安全に行ってください。
・なお練習については自己責任で行ってください。
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