一度は試したいバイクのウィリーのやり方
バイクのレースなどで、優勝選手がヴィクトリーランで披露するウィリー。フロントを高々と持ち上げて嬉しそうです。
いかにも簡単そうにやっていますがどのようにすればいいのでしょうか。
1.バイクの動きを知る
ウィリーはばっちり決まれば、素人目にもカッコいいものです。しかし、最初はなかなかうまくいかないものです。
そこで、バイクをうまくコントロールするために、もう一度バイクの動きについておさらいしましょう。
バイクの動きには細かく分けて8種類の動きがあります。
バイクの重心を軸として、
・前・後方向(バイクが進んでいるのか) ・左・右方向(左右に寝ているのか)
・(真上から見た)左回転・右回転 (旋回しているのか・滑っているのか)
・(真横から見た)左回転・右回転 『縦方向』(前のめり・後ろ下がり《荷重の位置》)
の8方向の動きを言います。
正しい乗車姿勢が決まっていれば、ライダーはバイクの重心付近に位置しているので、全方向のバイクの動きを察知して制御することができるわけです。
例えば、横方向の動きに対してセルフステアが働き、それに対してライダーがアクセルを開けて、バイクを起こそうと対応することや、前後と縦方向の動きに対しては、ブレーキングでフロントに荷重が集中し、ノーズダイブを防ぐためにライダーがレバーを緩めるなどがの微細なライディングテクニックがそれに当たるでしょう。
2.ライダーとバイクの信頼関係からのアプローチ
通常では、バイクの動きにライダーが合わせていくことを基本にするわけですが、しっかりバイクとライダーの間に信頼関係があれば、ライダーの側からの働きかけにもバイクは柔軟に答えてくれるのです。
例えば、カウンターステアのようにライダーの側からハンドルを一瞬逆操舵してバイクに曲がるきっかけを与えるというのもその一つかと思います。これば左右方向についての、バイクとライダーの相互作用だと言えるでしょう。
つまりライダーが、上記8種のバイクの動きに対して積極的に働きかければウィリーも可能になるということです。
3.ウィリーの方法
ウィリーの方法は基本的に次の通りです。
練習に当たってのご注意
まず、練習される方は必ず周囲の安全確認を行って、迷惑の掛からない場所を選びましょう。
また練習には転倒によるバイクの破損、けがの恐れがありますので十分ご承知の上、自己責任で行ってください。
①ギアを1速に入れて微速前進します。
②リアブレーキで車体のバランスを保ちながら、クラッチを握ります。
③ライダーが体重を一気に後ろにずらしながら、同時にアクセルを開け、同時にクラッチを一気につなぎます。
④フロントが上がったらアクセルで保ち、上がりすぎればリアブレーキでバランスコントロールします。
コツは前進して前方向の慣性を付けておくことと、体重移動・アクセル・クラッチの3点を同時にタイミングよく操作することです。
この方法で難しい方は、前方慣性を使ってフロントブレーキでFサスを縮め、サスの復元力を助けに借りた上で同じ操作をするとやりやすいかもしれません。
4.ウィリーができるほどならば・・・
つまりウィリーは前後方向と縦回転方向(荷重)についてライダーが働きかけてバイクのフロントを持ち上げている状態を言います。
危険を伴う高等な技ですが、フロントを持ち上げた後は、体重移動をしながら、リアブレーキとアクセルでのバランスのコントロールをする部分は、基本的に教習所での「一本橋」に似ています。
新しい技に挑むときは一度基本に立ち返るのが近道です。
通常の走行には必要なライディングテクニックではありませんが、オフロード走行やトライアル走行などでは必要です。
ただ、トライアラーほどでないにしろ、高度にバイクの動きを制御することが出来れば、引き出しが多くなりいろいろと応用して、危険回避にも役立つことでしょう。
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