ツーリングで気をつけたい転倒について | バイクのライディングテクニック
楽しいツーリングですが、時には道を間違ってUターンをすることになったり、砂や砂利が浮いたルートを走ったり、峠ではいつもより飛ばしてしまうなど、普段よりも転倒のリスクは増します。
ツーリング時に万が一転倒した場合の対処法、転倒のリスクを減らす技術やライン取り、ツーリングで気をつけたい転倒についてお話をします。
バイクが倒れてしまった時に最初にやらなければいけないのが、エンジンを止めることです。
レースでは即リスタートしたいのでクラッチを切って車体を起こしますが、レース中ではありませんので、あわててリスタートをする必要がありません。
ニュートラルでの立ちごけでしたら心配は少ないですが、走っていた場合はギヤが入っていますので、リアタイヤが回っていて、そこに巻き込まれる可能性があります。
転倒してしまった場合は、メインキーではなく切るスイッチを使って、素早くエンジンをストップさせてください。
新しいバイクでしたら、ある一定の角度以上になると、勝手にエンジンが止まるセンサーが付いていますから、この必要はありません。
1.Uターンや立ちごけでの転倒
この場合は、体に大きなダメージは少ないはずですので、バイクを守るようにしてください。
バイクを守るイメージとして、できる限り踏ん張ってゆっくり倒したり、つなぎ・ブーツを装備の場合は足を入れちゃう等です。
転倒して傷が付いてしまうのは嫌なことですが、それ以上に走行不能になってしまってはツーリングも中断になりますし、引取りにくる手間や時間も無駄ですので、そのようにならないためにも、バイクを守ってください。
ブレーキレバーやクラッチレバーが折れてしまうことがありますので、半分程度残っていればなんとかなりますが、根本近くから折れてしまうと、どうにもなりません。
これが絶対にお勧めとは言い切れませんが、最近流行りの跳ね上げ式のレバーに交換しておいたり、マスターやホルダーの取り付けボルトを少し緩めておくなどの対策をしておけば、リスクは減らせるはずです。
2.砂や砂利が浮いた道
バイパスを走らずに旧道を走る方や、雪の降る地方に雪解け後すぐに走りに行くと、砂や砂利が浮いている道が多々あるかと思います。
旧道は道幅も狭く、車通りも非常に少なく、車1台分の轍以外は砂や砂利、小枝などが散乱していて安全なラインがない道も多数あります。
この轍を外してしまった場合、自分のバイクが不安定になるだけでなく、後続車にかなり砂や砂利を飛ばしてしまいます。
万一これらのってしまった場合は、フロントブレーキは使わず、急激な倒しこみもせずに、リアブレーキと並行バランスで対処するようにしてください。
3.中高速ワインディングでの注意
この区間では絶対に転倒をしないでください。
走り慣れた峠ならまだしも、何があるか分かりませんので、自分の限界の7割程度のコーナースピードで進入し曲がるようにしましょう。
一般的に言われているコーナークリアの鉄則、アウトインアウトもやってはいけません。
これは安全を確保されたサーキットでの話ですので、一般道では以下のとおり危険です。
アウト側には砂や砂利が浮いている場合がありますし、右コーナーでインにピッタリと付いた時には、対向に大型車が来たら頭かミラーが当たってしまいます。
左コーナーでしたら、イン側に歩行者が歩いているかもしれません。
一般道のコーナーは全てが見えるコーナー以外はミドルキープの1本ラインで走行しましょう。
ツーリングでは、安全(法的な安全運転ではありません)を最優先して、全員無事帰宅を目標に楽しんでください。
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