ツーリングの熱中症対策 | バイクのライディングテクニック
バイクに乗らない人達が、真夏でも「バイクは風を受けて気持ちいいでしょ」なんて言ってきますが、夏は暑いだけで標高の高い場所や相当なスピードで走らなければ、暑いだけですよね。
そこで今回はツーリング時の熱中症対策として記載します。
1.熱中症の危険
ツーリング中に起きたことはありませんが、以前真夏のミニバイク6時間耐久レースに出場した時に、チームメイトが熱中症になったことがあります。
60分走行予定でしたが、ピットインのサインを3周以上無視し、ようやくピットインしてきたと思ったら、ストップアンドゴーペナルティーのように再スタートしてしまい、次の周回で再度ピットインし第2ライダーに交代をしました。
私は第3ライダーだったので、しばらく付き添っていましたが、メットもツナギも脱がず、訳の分からない行動・言動が数分続いた後、気を失いました。
すぐに救急搬送され、命や今後の生活への支障はありませんでした。
大会終了後見舞いに行った時に聞いたところ、スタート40分経過以降は何も覚えていないらしく、もう少し遅れていたら実に危険な状態でした。
詳しい病状は分かりませんが、熱中症が原因で内臓への負担が掛かっていたようで、その後現地の病院で10日間入院していました。
前置きが長くなりましたが、もしこれがツーリングで起きたらと思うと恐ろしいです。
2.装備での対策
ツーリングですから、半袖半ズボン等はないと思っていますし、Gパンやシャツでの走行も想定していません。
皮製品を装備するのですから、ツナギやジャケットの場合はフルパンチの物でしたら、走っている間に限り涼しいのでお勧めです。
ヘルメットはダクトを全てオープンにしておけば、頭に熱がこもりにくくなります。
3.乗車姿勢
スピードが出ている時やコーナー以外では、足を開いて股間に風を当てるのと、脇も開いて風を当ててください。
たまにこれをやると結構涼しいです。
4.体への対策
とにかく水分補給です。
休憩ごとに飲んでください。
私は人よりトイレが近いので、夏以外はガブガブ飲んでしまうと、トイレに行きたくて休憩が多くなってしまうんですが、夏は全部汗で出ちゃいますので、とにかく飲んでください。
休憩の時は、ツナギの上半身は脱いでください。
ちょっと見た目が悪いので、観光地の駐車場では、なるべく端の方で脱ぐようにしてください。
裸やTシャツの上にツナギを着ている方をたまに見かけますが、これですと簡単にツナギが脱げませんので、インナーの装着をお勧めします。
5.小ネタ
当然人間は日陰で休憩するかと思いますが、バイクも日陰で休ませてあげてください。
次に走る時にタイヤが汚れてちょっと面倒ですが、アスファルトより砂や砂利の駐車場に停めた方がちょっとだけ水温・油温が下がっているような気がします。
大排気量のバイクですと、ニーグリップしている足やすねにエンジンの熱風が当たり、帰ってからツナギを脱ぐと、低温火傷している場合がありますのでこの点も注意してください。
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